アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

アナウンサーになるために、高校時代にしておくこと その1(2012.12.17)

 たまに、高校生から「アナウンサーになりたいんですけど、どうしたらいいですか」という質問をいただきます。

 高校のうちから発音や発声を学んでおいた方がいいのかということなのでしょうが、その必要は全くありません。(放送部などに入部している人はそのまま頑張ってください。)

 高校時代には多くの本を読み、部活動、学級活動や生徒会活動、ボランティア、地域での活動、習い事などに力を入れてください。それからお友達と一緒に過ごす時間を作り、一緒に頑張ったり、励まし合ったりしてください。そういう経験の積み重ねがアナウンサー受験のときに役に立ってくるのです。

 放送の仕事は多くの人の力を必要とするもので、アナウンサーはその一部に過ぎません。面接では「チームワークができる人なのか」という観点からもチェックされますので、チームワーク経験は大切です。高校時代に何か頑張ったことがあるものを持っている人は大学生になってからも自信を持って物事に取り組んでいるように思います。

 学校の授業も大切です。授業をしっかり聞いて、知識を増やし、学力を上げていきましょう。アナウンサー受験にあたって大学名による差別はさほどありませんが、最近は短期大学出身者は採用しない傾向にあります。アナウンサー受験を第一に考えているのなら、4年制大学を受験するようにしてください。