アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

客室乗務員志望の受講生 その1(2015.05.07)

 アプローズキャリアに来ている客室乗務員志望の方たちに共通した魅力は笑顔での挨拶です。もともと笑顔で挨拶するのが当たり前だったから客室乗務員を志望するのか、客室乗務員を志望すると決めてから笑顔での挨拶を心がけているのかは人によって様々でしょうが、笑顔で挨拶されると、とても気持ちが良いものですね。

 先日の出来事です。受講生が退出しようとドアを開けたタイミングで、宅配便の配達員の方がドアに近づいてきました。既に挨拶も終わっていたので、そのまま出ていってもおかしくはなかったのですが、その受講生は配達員の方のために笑顔でドアを持ってあげていました。配達員の方が「(私が持ちますから)もういいですよー」と言われても、受講生は「大丈夫ですよー」と持ったままなのです。私は急いで印鑑を押して、荷物を受け取りましたが、受講生は配達員の方が完全に退出するまで、ずっとドアを持っていてくれました。そして、笑顔で「お疲れ様です」と配達員の方に挨拶をしていました。配達員の方も笑顔で「ありがとうございました」と言って出ていかれたのですが、二人のやり取りはとても清々しいものでした。

 客室乗務員の入社試験には他人のためにドアを持っておかせるようなシーンの設定はありませんが、こういう心がけは面接のどこかで活きてくるはずです。私自身もこんな受講生を合格させなくてはと改めて思ったことでした。