アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

アナウンサーに向いている人 その6(2015.12.10)

 先日のブログにアナウンサーの内定者が出たことをご報告しましたが、彼女の受験に際し、ずっとアドバイスを送ってくれていたのがAさんです。Aさんも私の教え子で現役のアナウンサーですが、彼女との面識はありません。それでも、Aさんは彼女が内定をいただいた放送局の受験を経験したこともあって、彼女を励まし続けてくれました。

 今日の「アナウンサーに向いている人」は「教え好きな人」にしたいです。この教え子に限らず、アナウンサーは人に何かを教えることが好きな人が多いです。何かを教えるにあたっては自分自身の勉強も必要ですし、自分の体験を伝えるのであれば思い出すという作業もしなくてはいけません。そうしたことを面倒臭がらず、人のために尽くせる人だということでしょう。

 そして、伝えるにあたっては「言葉」が大切です。どう伝えれば分かってもらえるのか、どんな言葉を使うべきなのかを考えないといけません。伝えることと教えることは似ています。アナウンサーから講師業に転職した私は特にそう思います。

 彼女はアナウンサー試験の直前までAさんのアドバイスを読み返していたそうです。彼女の内定に際し、Aさんのアドバイスがあったことは大きいでしょう。Aさん、ありがとうございました。

 前回の記事はこちらです。

 http://appcar.jp/blog/2015/2015-11-09.php