アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

課題文が英語で書かれた小論文について その1(2016.01.28)

 入試小論文では課題文が英語で書かれたものも出題されます。「5教科の中で英語が一番得意」という受験生にとってはあまり苦にならないようですが、「3番目ぐらいに得意」だと読解するだけで大変です。

 今日は「注」についてのお話をします。英文の課題文の後ろには「注」があります。難解な専門用語などは注がついていますが、この注が英語で書かれていることもありますので、意味を取り違えないようにしましょう。また、日本語で書いてあったとしても、その日本語を知らないという場合もあります。例えば、2015年の群馬大学医学部医学科の推薦入試の問題では「cohort」の注が「年齢層、コホート」になっていました。ここで「コホート」という言葉を知らなかったら、この課題文全体を通して、どんなことが書かれているのかを掴みにくくなります。

 英文課題文の小論文にチャレンジする人は志望大学の過去問を早めにチェックし、どういった専門用語に注があるのか、注に書かれたことを理解できているのかを見ておいてください。注に書かれたことが分からないことだらけだという人は背景知識を増やす努力もしましょう。

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