アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

都庁と特別区の論文試験へ最終のアドバイス その1(2018.05.01)

 日曜日に都庁と特別区の一次試験が行われます。受験生の皆さんはいわゆる暗記科目の追い込みをしている頃かと思います。論文についてはこれまで書いたものを見直ししたり、白書を読んだりして、復習中心に取り組んでいる人が多いでしょう。

 先日、都庁の新方式を受験する人と話していたときのことですが、新方式では夢のような話を語りがちになるので、「そこで弱者への視点を持たないとね」と言うと、「なるほど」と返ってきました。

 これは都庁の新方式以外の区分や特別区を受験する人にも言えることかと思います。今の日本には一般的な弱者だけでなく、交通弱者、情報弱者、災害弱者、買い物弱者など、色々な「弱者」がいます。論文試験ではどのようなテーマが出題されるかどうか分かりませんが、公務員は弱者のために働く人たちだということを忘れずに臨みましょう。